【食】第1章 HSPの体の悩み。自分の体質に合う食事を知る|食を見直す
感受性が豊かでストレスを感じやすく、体に出やすいHSPの体。
長く体調がすぐれないのは、腸に負担のかかる食生活が理由ということもあります。
病気なら治療が必要となりますが、病気ではなく、原因が体質にあるのなら、毎日の暮らしの中で自分をケアしていくことが大切になってきます。
そうして私がたどり着いたのが「食」の見直しでした。
(目 次) 1⃣ HSPの敏感なからだ。自分のからだに合わないもの、もしかして食べていませんか? ∟ 腸セラピーで小麦が合わない体質だと知った(グルテンフリー) |
1⃣ HSPの敏感なからだ。自分のからだに合わないもの、もしかして食べていませんか?
“体に合わないもの”、というと食品アレルギーのこと?と思うかもしれません。
しかし、そこまででなくても、調子の悪さの原因が普段食べている食事にあった、ということはよくあります。
私の場合、それは小麦(のグルテン)でした。
そういえばパンやうどん、ピザなど、小麦製品を食べたあとの数日間は、お腹が重い状態が続いていた気が…。
その時々で症状に違いはあっても、だいたいいつもそんな感じでしたから、特に気がつくこともなかったのです。
腸セラピーで小麦が合わない体質だと知った(グルテンフリー)
そんな私の常識がひっくり返ったのは、腸セラピー(腸を健康にするためのセラピー)で、セラピストから“秋池さんは小麦が体に合わない可能性がありますね”と伝えられた時です。
…??、小麦が体に合わない?
小麦って人類古来の食べものじゃなかったっけ?
大昔から世界中で食べられていて、自分も普通に食べていたはずの小麦が、実は私の体に合わないものだったかもしれないと知るなんて。
初耳もいいところ、青天の霹靂のような気分でした。
小麦=✖ と聞いて連想するのは、グルテンフリーという言葉くらい。
それ自体、どこまで正しく理解しているかわかりませんでしたが、ともかくその日から、食生活の見直しが始まったという訳です。
何となく調子がすぐれない、けれどそんなに酷い訳でもなく…
という場合、食べものに原因があるかもしれないなど、ふつうは気がつきませんよね。
私の場合もまったくそんな感じ。
軽い気持ちで出かけたセラピーで不調の元を知るとは、夢にも思わないことでした。
2⃣ ひとりひとり、体質が違うなら適量も違うはず|知らずに食べ過ぎていることも
腸セラピーを受けたことがきっかけに、私は小麦が合わない体質であるということが分かりました。
体質は一人一人違うのですから、自分の体に合った食事のしかたを考えて見ることが大切です。
お腹の丈夫な人、弱い人がいるように、食べものを消化(吸収する)能力には個人差があります。
二日酔いのように、他の人はそうでなくても自分の場合は調子が悪くなる、ということは、お酒以外の場合にも十分ありうることだと思います。
自分のからだに合った食事量が大切です
そのためには、自分の体に合わない食品を摂らないことが重要となりますが、不調の原因が、食事の量が多い(食べ過ぎ)というところにある場合もあります。
ある時セラピストに食事の写真を見せると、そこでまた、思いがけない一言がありました。
“全体的に(食事の)量が多いですね”と言われたのです。
は?、いや、まさか、一食の量が多いとは。
知らんかった。
どちらかといえば、食事をするときは何十品目とか食べないといけないと、副菜多めを心がけていたので、そこでまたまた世界がひっくり返りました。
そんなに一所懸命に食べなくてもよかったのです。
食事は量も考えて食べるのも大事ということなのですね。
胃や腸が食べものを消化吸収をする時、体は私たちが思っている以上にエネルギーを消費しています。
種類を多く食べるというのも大事なこと、
だけどその結果、自分の消化能力を超える量になってしまっているのでは、元も子もありません。
3⃣ HSPの“私”の体に合う食事とは?
HSPの体は繊細です。
それでも若い頃は、多少の無理をしても体がついてきてくれますが、年齢を重ねてくるとそうもいかなくなってきます。
胃腸は暮らしの中で労わることが出来る臓器です。
これは自分の責任でケア出来る、と言い換えてもいいかもしれませんね。
大事にすればその分、健康という形で応えてくれます。
きのう何食べた?メモをとって翌日の便の状態を把握する
不調が長く続くときは、ふだん自分はどんなものを食べているか考えてみましょう。
それには食事のメモを取ることで、対策を立てやすくなります。
私が通った腸セラピーでは、2週間おきに毎回、食事の記録を持っていき、そこで食事の内容や量、食べた後のお腹の状態、翌日の便の状態を見ていきました。
そのうち、野菜料理をたくさん食べた日の翌日はお通じが良いことに気がついたり、そうやって、食事と食べた後の体の状態をひとつひとつ確認していったのです。
私はセラピーの初期に、小麦に反応する体質であることが分かりました。
それ以来パスタやお好み焼き、うどんなどの小麦製品を摂らないグルテンフリーの食生活に切り替えています。
4⃣ まとめ
今回のポイント
・調子の悪さの原因は、普段食べている食事にあるかもしれない
・自分胃腸の消化能力を超えた量を食べない
・食べたものの記録をとって、食事と体調の関係を“見える化”する
食習慣はよほどのことがなければ変わらないものですが、慢性的に不調を感じている場合は、一度、食事を見直してみることが大切です。
もしかしたら自分の体に合わない食べものを、知らずに摂っているのかもしれません。
メモを取ると何かを食べたあとは体調がこうなりやすい、ということに気がつきやすくなります。
からだが楽だと心も軽やかです。
出来るところから試してみてくださいね。
腸セラピーサロン情報(東京)
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インテスタージュ®セラピスト
砂沢佚枝(いさざわやすえ) / 保健学修士・フードスペシャリスト