【食】第4章 お腹の弱いHSPは必見!食でお腹のコンディションを整える。食事をしたら終わり、でない私たちのからだ。
少々の不調はあったとしても、美味しくご飯を食べられるというのは、とてもありがたいことだと思います。
昨年食の見直しをしてみると、私たちのからだの健康に、食事が思っている以上にかかわりが深いことが分かってきました。
今回は、お腹の状態を整えるために出来ることを考えていきます。
(目 次) 1⃣ HSPの敏感なおなか。食事をしたら終わり、でない私たちのからだ |
1⃣ HSPの敏感なおなか。食事をしたら終わり、でない私たちのからだ
毎日の食事では何を食べるかは重要です。
なぜなら、私たちのからだは昨日までに食べてきたもので出来ていて、今日食べるものは明日の自分を作るのですから。
そう考えると、この一食一食がとても大切なものに思えてなりません。
食事をしたあと、胃から入ってきた食べものは小腸にいき、大腸を通り、やがて排泄されます。
胃の中に食べものが留まっているあいだは、胃や腸は働き続けているので、
寝る前近くにものを食べたり量を多く摂ってしまうと、からだへ負担を大きくすることになってしまいます。
外側のからだと同じに、働いた後は休めてあげないと、胃や腸も疲れが溜まりますよね。
何をどのくらい、(いつ)食べるかということが、健やかなからだ作りのポイントです。
2⃣ HSPでもそうでなくても。胃腸の消化能力には個人差がある
お昼に同じお弁当を食べても、時間が経てばちゃんとお腹がすく人と、胃がもたれてスッキリしないということはあるものです。
この違いは主に、胃腸が食べものを消化する力の差です。
胃腸の消化・吸収能力はもともと持っている体質だけでなく、年齢や体格よって違いが出てきます。
ストレスはお腹に現れやすいので、いまお腹に不調を感じているHSPの方は、どんな食事の仕方をすれば無理がないか、知っておいたほうが良いでしょう。
皆がいいというものが必ずしも自分に良い訳ではない
大勢が食べられるからといって、その食品が自分に合うとも限りません。
どんなものを食べた時に胃もたれを感じやすいかとか、これを食べると翌日のお通じがうまくいくとか、食べたもののメモを取っておくと、食事とからだの関係が繋がりやすくなります。
このように、食べものを消化する力には個人差があるのです。
HSPの中でもストレスがお腹に現れやすい人の場合は、自分の胃腸に合った食事のしかたを考えていくことが必要ですね。
3⃣ 消化器官に負担のかからない食事のしかたとは?
ここまでのことをまとめると、お腹に負担の少ない食生活とは
・消化の良いものを食べ、
・適量を摂ること
・遅い時間に食べない
ということなるでしょうか。
消化が良いというのは、胃の中に食べものが留まっている時間が短いことを言い、消化が悪いとは、胃の中に留まる時間が長い状態のことを言います。
同様に食べ過ぎもまた、からだへの負担は大きくなります。
(滞在時間が長くなるということです)
胃の中の食べものは、食材によって滞留する時間が異なり、
一般的には2~3時間で小腸へ送られるようですが、消化の遅いものはもっと時間がかかります。
また、食べるスピードが速いと満腹感が追いつかず、つい食べ過ぎてしまうことも。
私自身がそうですから、これは実感がありました。
食べものが滞在するあいだ中、胃腸は働き続けているので、
普段よく食べる物が、胃の中にどれくらい滞留するのかを知っておくと、食べ方を工夫できます。
適量を食べ、食事と食事の間をあけて、胃腸を休ませてあげるのも、
からだのコンディションつくりのために大切なことだと思います。
食材別・胃の中の滞在時間目安(参考)
※おおよその目安です
・果物は数十分~1時間
・野菜は約1~2時間
・ナッツ
・種子類は2~3時間
・炭水化物は約8時間
・肉はそれ以上、というように言われています。
遅い時間に食事を摂った時などに翌日スッキリしないのは、眠りについた後も胃腸は、消化吸収の活動を続けているためです。
人間は、肉も野菜もご飯も一度の食事で同時に食べますから、消化に時間がかかります。
胃も腸も、一晩中働き続ければ疲れますよね。
その結果、翌日は食欲がわかない、疲れている、などの調子の悪さを感じることになるのでしょう。
腹八分目の言葉どおり何ごともほどほどに。
胃腸の場合は特に、そのくらいがちょうどいいいようです。
4⃣ まとめ
今回のポイント
・食べものが胃や滞在するあいだ中、胃腸は働き続けている
・食べたもののメモを取っておくと、食事とからだの関係がよくわかる
食事をした後もからだは全力で、休みなく働き続けています。
食べものを消化する力には個人差があるので、
皆がいいというものが必ずしも自分に良いとは限りません。
良いコンディションつくりのためには、お腹を疲れさせないことが大切です。
時にはからだの声に耳を傾けて、
いま出来ることから始めてみましょう。