【便】第2章 腸セラピー(腸もみ)で便通を改善したときの話|HSP気質と自律神経の深いかかわりを実感

腸がきれいでニコニコの女性


お腹の調子が悪かったり便秘が続くのは嫌なものですよね。

私が腸を改善しようと思ったのは、そんな不調がひどくなり、トイレで失神してしまうことが何度かあったからです。

病気ではないというものの、それは尋常な状態ではありません。

腸に不調の原因があるのではないかと思って情報を集めていくうちに、腸セラピーへと行きついて、そこから腸と健康の関係が見えてきました。

(目 次)

1⃣ 死ぬかと思った腸の異常|HSPと腸のケア

  ∟ 激しい腹痛でトイレで失神したときのこと

  ∟ 腸セラピー初日に長年の不調の原因が分かってしまった

2⃣ 私が実際に受けた腸セラピーとは|腸セラピー前半。HSPと自律神経との深いかかわり

  ∟ 腸セラピー前半ですること

  ∟ 後半・数値化された自律神経を見て回復を実感した

3⃣ 腸を整えると便秘は改善する|腸セラピー後半。食べたものと便の関係のこと

  ∟実際に食事の記録を取ってみて気づいたこと

  ∟食事と便(体調)の関係が見えてきた

4⃣ まとめ

1⃣ 死ぬかと思った腸の異常|HSPと腸のケア

不調になることはあってもそうひどい状態でもなく、そこそこ健康ではあるが、いつも晴れ晴れとしないからだと心を持った私。

HSPの人はストレスがよくお腹に来やすいです。
そういえば、下痢と便秘を繰り返すようになったのは、大人になってからのような気がします。

50代のある時、人生で初めて死ぬかと思う経験をしました。

病院と救急車のイラスト

激しい腹痛でトイレで失神したときのこと

飲食店で週3回パートをしていた頃のことです。
昼時のハードな勤務に加え、HSPの気質もあり、職場の人間関係に疲弊して私はよくお腹を壊していました。

あるとき自宅で異常な腹痛がやってきて、立つことも座っていることもできなくなり、こらえきれない激痛の中、私はトイレで意識を失ってしまったのです。

どのくらいの時間がたったのか、気がつくとトイレの床に倒れていて、見える景色がいつもと違います。
しばらくして倒れたことを思い出しました。

やっとの思いで布団に潜り込み、その日は体を休めるだけで精一杯。

鏡を見たら…💦。顔面蒼白とはまさにこのこと、
消耗しきって、病院に行くことはとてもとても無理でした。

そして翌日。
病院で診てもらい、血液検査もしましたが特に異常は見つかりません。

原因が見つからないので、ビオフェルミンを処方(気休め…)されて帰りました。

おくすりのんでね


そんなことが何度か、
一度は外出中に倒れ、救急車で運ばれたこともありました。

50代のからだはまだ若い。
発作のあとでも、翌々日には回復する体力があります。

しかし歳をとればそういう訳にはいかなくなります。

ましてやHSPの繊細な体、異常がないのは幸いですが、
どれほど辛くても病気ということでないのなら、普段の生活の中で(自分で)対策し、そうならないよう改善していくより他はありません。

このまま何もせずに年齢を重ねていくことは不安です。

そこから自律神経と腸の関係にたどり着き、からだのケアを真剣に考えるようになりました。
私はもう、二度とあんな苦しい思いはしたくなかったのです。

ウサギとひよこのおさんぽ

腸セラピー初日に長年の不調の原因が分かってしまった

はじめにメディカルハーブを学んだのは、昔から続いている方法を試してみると良いと思ったからでした。

植物のアプローチは穏やかで、敏感なHSPのからだにとても合っていましたが、次第にもう少し踏み込んだことをしたいと思うようになり、

そうするうちに腸を直接マッサージする方法(腸もみ)があることを知り、セラピーを受けてみようと思ったのです。

本格的にからだの改善に取り組みたいと思った私は、腸セラピー開発者のサロンに通うことにしました。

決め手は約3万件という臨床データの多さでした。

HSPのお腹のケアに腸もみは合うかもしれない、そんな直感を信じて予約を入れて、期待と不安をもってサロンに行ってみると、
思いがけず、初日に長年の不調の原因が分かってしまったのです。

クマの周りを囲む小麦製品

答えは“腸”にありました。
セラピストがお腹(腸)を触った感触は、グルテンが合わない人の特徴と一致していました。

サロンで施術と食事指導を受け、実践していくうちにからだはどんどん回復していき、
私はそれが面白くて、結局半年通ったのです。

2019年、62歳のことでした。

2⃣ 私が実際に受けた腸セラピーとは|腸セラピー前半・HSPと自律神経との深いかかわり

腸セラピーとはいわゆる“腸もみ”のことです。
いま、腸もみはセラピーとして、一つの分野として存在感を増しています。

ここからは私が実際に受けた腸セラピーについて、お話ししていこうと思います。

セラピーを受ける女性

こちらでは大きく分けて、

前半:外側からのアプローチ(物理的にお腹をタッチ)
後半:内側からのアプローチ(食事療法)

というふたつの関わり方をします。

腸をもむということは、腸を運動させるということです。

セラピストが腸を直接マッサージして、滞りがちな血流を促し、からだを健康な状態に近づけて行きます。

腸セラピー前半ですること

血圧測定をするところ

・体重や筋肉などの体組成を測る(計測器)
・からだを温める(温熱器に入り15分くらい)
・そのあと施術台に移動し、横になったままで血圧と自律神経を計測(1回目)
・セラピストによる腹部のタッチ開始(腸もみ・手技と専用機器を用いて)
・状態に応じて水素吸入
・再度自律神経を計測(2回目)して終了

後半・数値化された自律神経を見て回復を実感した

自律神経を測定するのは、からだの疲労度が腸もみにより、どのくらい回復したかなど数値と図解で変化を見ていくためです。

夜更かしした翌日にセラピーがあった時は、施術前の値はけっこう低い(からだが疲れているから)のですが、施術後には数値が上昇していました(回復したということ)。

施術の前後で測定をするので、からだの状態が良くなっていく様子を客観的に知ることが出来ます。

数値化されたイラスト


余談ですが、夜型生活というのは実際に、からだにけっこうな負担がかかっています。

セラピーも回数が進むとからだの状態が整ってきます。
ある日ガクンと数字が下がったので、何があった?と理由を探してみると、夜更かしがその原因でした。

からだの状態が可視化できると手ごたえを感じてくるものです。

辛いなー、調子悪いなーと思っても、それまで他人事のように思っていた(私の場合ですが)自分のからだ。
ケアをしてあげれば反応してくれることを実感して、大事にしたいという気持ちが芽生えていきました。

ここまでで1時間半ほど。

前半の外側からのアプローチはこのようにしていきます。

3⃣ 腸を整えると便秘は改善する|腸セラピー後半。食べたものと便の関係のこと

腸へ直接働きかけるマッサージ“腸もみ”が終わったら、後半は内側からのアプローチ(栄養指導)です。
前回からの食事の内容と便の状態を記録した用紙を持参し、それを見ながらセラピストの栄養指導を受けます。

特に重要なのは便の固さや形状、臭いなどの状態の記録です。
からだの中に入った食べものは、翌日以降の便の状態と深いかかわりがあるからです。

腸セラピー食事の記録
ある日の食事とお通じのメモ

実際に食事の記録を取ってみて気づいたこと

毎日の食事内容を記録して分かったのは

  • 肉料理が続くときは黒く固い便になりやすい、便が出ない日が続く
    (そういうときの便は臭いにおいがする)
  • 野菜を多めに食べた時は便の状態が良い
    (嫌な臭いがしない)
  • 夕食が遅い、お腹いっぱい食べた時は翌日食欲が落ち、便の状態も悪く、便秘がちになる

ということでした。

食事と便(体調)の関係が見えてきた

今まで何を食べた時にどうなるか、自分のからだが食べものにどのように反応していたか、そんなことを考えたことはありませんでした。

胃腸の負担が大きいと便秘がちになり、野菜を多く摂るなど、からだにやさしい食事をしたときはお腹も楽で、スッキリ良い状態の便が出やすいということが次第に分かってくると、からだに安心感が生まれます。

体質は一人ひとり違います。

自分の場合はどういうものを食べているときに便秘になりやすいか、反対に、何を食べると改善するのか。そんな時、食事のメモが役に立ちます。

毎日(毎回)の食事の内容を残しておくことで、食べたものと便の関係が見えてきて、からだを良い状態に保ちやすくなります。

まとめ

今回のポイント

  • 答えは腸にあり。今、どうにかしないと、そんな思いでたどり着いた腸のケア
  • 腸もみとは腸を運動させて(揉んで)血流を促し、からだ全体を健康に近づけていくためのもの
  • からだの中に入った食べものは、翌日以降の便の状態と深いかかわりがある

いまでこそ腸は、からだ(と心)の健康に深く関与していることが解明されていますが、

当時は研究する人も少なく、世の中的にもストレスの多い人は胃腸が弱い、というくらいの認識でした。

お腹、弱いなあと思っていても、腸は鍛えられる(整える)という発想まではなかったので、
実際に経験し少しずつ体調が整ってきたのは、ちょっとした驚きでした。

喜んでる元気な腸


内側(食事の見直し)からのケアと
外側(慣れれば自分でもできます)からの腸ケア。

刺激に敏感なHSPにも無理のない、お手入れの一つだと思います。

腸の健康は、心とからだの元気の源。
そんな毎日を続けていくと自然と行動パターンも変わり、人生の質も変わっていきます。

腸ってすごいですよね。
いま、それを実感しているところです。


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腸セラピーサロン情報(東京)

インテスタージュ®バーガルセラピー
マザーアロマ
インテスタージュ®セラピスト 
  砂沢佚枝(いさざわやすえ) / 保健学修士・フードスペシャリスト

http://www.thl.co.jp/